映像ライブ授業に徐々に慣れてきたこともあり、久々の更新です。
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日比谷高校の大問3の長文に次のような表現が使われています。
One corner is at New Zealand, another is at Easter Island, and the other is Hawaii.
2つのものを比較するにあたって、One is ~, and the other is ~という形については、説明される機会が多いはず。Here are two books. One is a dictionary, and the other is a novel. のような使い方です。
また、全体で3つ以上あり、まず1つを指し、残りの2つ以上すべてを指す場合には、One is for you, the others are for me.のように、the others を用います。これらについては、定冠詞のtheの特定する機能とあわせてイメージしながら覚えると良いですね。
同様に anotherは、不定冠詞のan + other の組み合わせですので、One man’s meat is another man’s poison.のように不特定のモノのなかのどれか1つを示しています(another man は特定の誰かではない)。
以上のことをまとめると、次のようになります。
こうした違いを応用したものが、上記の長文内の表現となります。まずoneでどれかを指定し、anotherで残り2つのどれか1つを指し、そして最後に the otherで残り1つを特定するというわけです。
同様の表現をエースクラウンより引いてみましょう。
One was an Italian, another was a German, and the others were Japanese.
1人はイタリア人でもう1人はドイツ人でその他は(みな)日本人だった。
最後を the othersに変えることで、3つの(個数ではなく)カテゴリ表現が可能となります。
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