点・線・面

 

何の因果かこのような仕事をしていますが、強制的に勉強(重言みたいですが)させられるのはとてもくだらないことだと、昔は思っていたものでした。いまでも受動的な勉強などくだらないと思っていますし、興味の対象を増やすことができれば「やらされている」感はいくらか払拭できるのになぁ、などと思うこともしばしば(実際に行うのはなかなか難しい)。

今年の中学入試に関して言えば、栄光学園中学校の社会は、「木」というテーマに沿って、地歴の深いところまで掘り下げていく出題がなされており、「点」から「線」、そして背景知識を踏まえた「面」への理解が例年以上に求められている気がしました。受動的な学習のみではなく、自発的に考えていくクセを身につけなければ、こうした問題にはまるで歯が立たないことでしょう。

上記の「興味の対象を増やすこと」が自然と身についてくれるといいなあと思いつつ、そのような生徒が今以上に増えるような授業運営を心がけたいものです。

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